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人を変えることはできない。
そんな言葉が、今朝、夢の中に出てきました。(笑)
先日、カウンセリングをした時に、この言葉が、出てきたからかも知れません。
日頃、ご相談を受けている時に、この言葉は、とても大切な一言として、私は、クライアントさんに
伝えています。
自分以外の人に対して、こうして欲しいとか、ああして欲しいという要求をする事があるかと思い
ますが、人の意識や、性格を、言葉で変えることは、決して出来ないのです。
その人自身が、変わろうとしない限り、生まれついた性格はもちろん、持っている性格や意識を
変えて行くことは、無理なのです。
先日も、あるクライアントさんからのご相談でした。
主人にお願い事をし、これをして欲しい、あれをして欲しいということがあるのですが、一向に
やってくれないし、やってもすぐにまた同じことの繰り返しで、言わなければ、何もやってくれない
と言うのです。
彼女のご主人は、子供があまり好きではなくて、自分の子供に対しても、冷たい態度で、自分
ひとりの世界を好むご主人なようです。
一緒に子供と遊んで欲しい彼女は、【子供とたまには遊んであげて!】と言ったそうです。
しかし、ご主人は、【たまの休みゆっくりしたい】ということを言って喧嘩になったそうです。
ご主人の言い分も、分からなくはありません。
日頃疲れている身でのご主人が、たまの休みにゆっくりしたい気持ちも、十分わかるからです。
ただ、私は、彼女の言い方にも問題があるのでは?と感じたのです。
人は、相手から命令口調で言われると、必ず反発心が起こります。
日頃、彼女は、仕事も子育てもしっかりやっているので、少しご主人に甘えたい気持ちもあったの
かもしれません。それに彼女自身が、仕事と子育てに疲れていたのでしょう。
強い口調で、ご主人に【子供とたまには遊んであげて!】と言った言葉には、どうも、頂けない言葉
であったのです。
ほんの少し、言い方を変えるだけで、相手の心をつかむことが出来る時があるのです。
たとえば
【子供と、少し遊んであげてくれないかなぁ~?】【30分ぐらいでもいいんだけどなぁ~?】と
疑問符をつけて話すと、相手は、少し考えます。
【じゃぁ~少しだけ。】とか、【今はいやだ!】と言うかも知れません。
その答えに、少しだけと答えたら、、必ず【ありがとう!助かるわ!】などの言葉を添えます。
また、今はいやだ!と言われたら、【じゃぁ~今度、次の休みには、遊んであげてね。】と言うと
次の休みの約束を取りつけることができます。
こういう男性は、結構多くいらっしゃるのですが、子供が好きでない場合や、家族との団欒の
仕方を知らないという環境で育ったという方も、多くいらっしゃり、自分ひとりの世界を大事に
したいタイプです。
しかし、夫婦関係を築き、家庭を持つということは、自分ひとりだけの環境では無くなるという事を
自覚することも大事で、お互いの歩み寄りや、譲歩する姿勢も必要です。
彼女の、ご主人に対する言葉のやりとりの仕方を、彼女自身が意識的に変えていければ、
ご主人自身が、変わって行くことが考えられるのです。
彼女が、ご主人を変えるのではなく、ご主人自らが変わる意識を持てるようにすると良いのです。
あなたは、大丈夫ですか?(笑)
もし、夫婦仲が悪いと感じているならば、相手を変える事は望まず、自分が変わる(相手に対して
の言葉遣いや、姿勢を変える)と、うまく行きますよ!(笑)
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