メッセージ


あなたの人生は、あなた自身が作り上げていくもの。

でも、迷ったり、不安になったり、悲しくなったり、立ち止まる事もあるでしょう。

そんな時は、ひとり抱え込むのではなく、ほんの少し、勇気を出して、一歩踏み出してみましょう。

そんなあなたの素晴らしい未来へと進む道への、後押しが、出来ればと思います。


スピリチュアル & 住環境カウンセラー

 フライングスター風水

榊 瑠璃(Ruri Sakaki)








2016年12月6日火曜日

両親が認知症に?その時あなたは?

.

2年前に会ったおばさんが、認知症に?


高齢化社会が始まっている今ですが、


人は、50才を過ぎたあたりから、加速的に、

年を取る早さが、加わるような気がします。

2年前には、ひとりで、しゃんしゃん元気だったおばさんが、

先日見たときには、急に老け込み、

歩き方もおぼつかない感じで、痩せていました。

話をしていても、何となく合ったり合わなかったりで、

あれ?これは?認知症?という症状が伺えました。


その娘さんからのご相談を受けたのですが、

【母と話をしていると、とにかく、いらつく】というお話から始まりました。


認知症の症状の出方は、人それぞれで、

その人の過去からの言動や、暴言や、

暴言が無くても、すぐにイライラした態度を取ったり

妙な仕草や行動が目立つようになります。


同じ言葉の繰り返しや動作が目立つようになったり、

もう亡くなっている人が現れる幻覚をよく見たり

人を疑いやすくなり、何か物を取られたとか、

不信感を抱くようにもなります。


そうなると、人の場合は、なかなか関係を維持する事が

難しくはなるのですが、家族が介護している場合は、

そうも言っていられないこともあり、つい怒ってしまったり

怒鳴って指示したりしてしまいがちです。


彼女も、母親の行動に苛立ち、何度言っても

同じ過ちをおかす母親に、つい声を荒げて

指示してしまうという反省もしていました。


しかし、反省とは裏腹に、何度も言い聞かせているうちに、

イライラが募り、もう母親の介護を放棄したい

気持ちになると言っていました。


でも親子の縁を切ることは出来ません。


彼女に、お話した内容を少しお話しておきます。


認知症は、本人が望んで認知症になったのではなく、

重い病気や難病と同じで、自分の意思で

なりたくてなった事ではないことを、まず娘さんに

認識してもらうことから始まりました。



認知症も病気で、本人は、何もわからないまま、

暴言や行動を起こしているからで、

それを、第三者が、認識させようとすることは無理なのです。


まずそのことを、娘さん自身がわかる必要があるのです。


娘さんの意識が、どんなに母親が暴言を吐いたり、

妙な行動をとったとしても、これはすべて

病気がそうさせてしまっていることなのだと

思い込むことが大事なのです。


介護する側が、イライラしたり、怒ると、患者である母親は、

とても不安になり、イライラが同じように移ります。


また同じように、こちらが怒れば、同じように、腹を立てて反発したり、

更に行動や暴言がひどくなる場合があるのです。


これは、私の経験からでもあり、

亡くなった姉にもよく言っていたことでもあります。


こちらが、穏やかに話をすると、認知症の患者は、

心落ち着き、平静さを取り戻し落ち着きます。


また、変な行動を取ったときには、責めるのではなく、

【仕方ないね。今度はこういう事はやめておこうね!】と

穏やかに話しかけて上げる方が良いのです。


これは、認知症患者だけでなく、娘さんの気持ちも、

イライラせずに仕方ないというあきらめが、自分の心の安泰に

繋がり、声を荒げて諭す事をしなくなるからです。


多くの介護者が陥りやすいことは、母親や父親の認知症を

受け入れなれないことから、つい、いつもの両親と勘違うし

こんなはずでは無かったのに、という思いが抜けない感情が

怒る行為として出てしまうようです。


まず、今までのご両親ではないという認識を、介護者が

持つことから始まると、怒ることや、諭す事をしなくなります。


穏やかに接する事ができれば、お互いのメリットにもなり

いつも良い関係を持続させる事が出来ます。


介護者は、イライラせずに、無理をしないのが鉄則なのです。


イライラしたい気持ちも、とてもよくわかるのですが、

怒ったところで認知症患者の行動や言葉が変わるわけではありません。

だったら、こちらがイライラする気持ちにならないように

介護者自身が意識を変える事で、良い関係を維持できるのであれば

イライラしない意識を持てば良いからなのです。


これは、私独自での介護者の方へのコーチングを行っている事の

一つでもあります。



家族同士での、今までの関係を変える意識


たとえば

認知症を患ってしまったご両親を、両親として見るのではなく、

【子供に帰った両親】という見方をすると、気が楽になります。



あなたも、認知症介護で、疲れ果てていませんか?

イライラしてつい怒鳴っていませんか?



介護側の意識が変われば、穏やかな関係と暖かい絆だけで

親子は、いつまでも仲良くいられます。

ひとりで抱え込まず、病院や施設も上手に使いながら、

良い関係を持続させて、長生きして欲しいですよね。


娘さんには、そんなお話を交えてお話をしました。



あなたは大丈夫ですか?



長文お読み頂きありがとうございます。
















0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントを入力し送信してください、」